3/20 歴史というものについて

学生のころから歴史科目が苦手で、今でもまったく興味が持てない。中学高校だと英数国理はぜんぶ平均点以上は当たり前なのに、日本史世界史はアッパッパーで赤点ギリギリ。社会の先生からだけ嫌われてた、ような記憶がある。

歴史に興味が無い理由を考えてみると、んまあ大体の場合「他人に興味が無い」という点に行きつく、みたい。

なぜ歴史に興味がないのか?理由は他人に興味がないから? | ゆーじの自由時間

おれもそう思ってたのだけれど、しかし、だったらおれガキの頃からこんなに小説ばっか読んでないだろとも思う。マジで人間に関心なかったら、おれたぶん新書とかブルーバックスとかニュートンとかフランス書院マドンナメイトしか読んでないぜ。

むう、ともう少し腕組んで考えたり調べたりしてると「勝負事、勝ち負けに興味がないからでは」というニュアンスのものもあった。

歴史に興味がない理由とDINKsになる理由は似ている|世田谷のDINKs(夫婦でFIRE目指しています)

むう。こいつもなかなか悪くない。わかるぜ!という感じだ。なんだけど、おれスポーツ観戦は好きだし、そこの勝ち負けにはスジ立てるほど熱くなりがち。

だとすると、『人間の権力闘争とか知恵比べの勝ち負け』に全く興味が無い、ということかな。激しくぶつかり合う肉体と肉体の争いとかは好きだけど、権謀術数とかは関心無し、ということか。そういえばおれ将棋とか囲碁とかチェスとか全然興味ない。この考え、いい線いってるかもね。まあいってなくても別にいいんだけど。

何が結局のところ言いたいのかというと、おれに歴史の話なんかするんじゃねえブン殴るぞコノヤロウ!ということだけだ。だいたい本当にあったかどうかもよくわかんねえ終わった話いつまでグダグダこすってやがるんだ!ペッ!

それに、この年齢まで一切興味がないんだから、さらに年食って、たとえば60代とかになったら急に興味持ったりするかもしれないからそれはそれで楽しみになるじゃないか。素敵じゃないか。ブライアンとウィルソンじゃないか。

3/17 ライブとかクラブとか

ちょっとぷらぷらと歩いてたら繁華街の広場というかピロティというか、まあそんなところでちょっとしたフリーライブをやってたのでしばしジャカスカボンボンと生音を浴びていた。

「ぜんぜん(音楽の)ライブ行ってないなあ」とぼんやりと考えながら、

「最後にライブを見たのって数年前のサマソニ?」

「あれ?渋谷で見たホフ・ディランのほうがあと?」

「まあどうでもいいかあ、ヘクション!」

と現代の病めるライブ事情に思いを馳せていると、これまたふと、

 

「ライブハウスはなんだか敷居高く感じるようになったから、今こそ逆に、せっかくだから、クラブとかはどうだろう」

とビビビと閃いた。そしてビビビと閃いて、3秒後くらいにブブブと「ありえねーな」と自分で自分の考えを打ち消したのだった。

 

クラブにはたぶん5回行ったことがある。自分の意志で行ったのは2回目だけだ。

初めて行ったのは20代の半ばで、人に誘ってもらって、あの、アレだほら、ナニしてるあすこのクラブに行った記憶がある。で、当然というか、むべなるかな、入店してもおれはただただ茫然として踊ることもなくビール等を流し込むだけの飲酒機関と化した。

「これナニが楽しいんだ?でもまわりの人はみんな楽しそうだな」

2回目はそんなクラブの楽しさを分析するために、人を誘って、えっとどこだっけな、あのアレのナニに行った。

2回目は15秒くらいだけ踊った(昭和のダンス)あと、やはりビール等を流し込むだけの飲酒機関と化した。

「クラブの楽しさはおれにはわからねえ!ペッ!」

行ったところがいわゆるチャラ箱だったのか、プレイされてる音楽が合わなかったのか

、そのあたりは判然としないけど残念ながらおれは楽しめない側の人間だった。

今はクラブを楽しめている人を素直にうらやましいと思える。この生活、楽しいことが多い方が良いもんな。

もうクラブに行くことは無いんだろう。でもせっかくだから、バンコクとかシンガポールとかロンドンとかあっちのクラブとかには行ってみてもいいかなとは思う。

緊張して行って昭和のダンスを繰り広げ白い目で見られてウッキウキに浮き上がり、結局飲酒機関と化していたところをどっかに連れ込まれて殴られて金銭奪われて簀巻きにされる、というのも逆にいいんじゃないかなとそんなことを考えていた日曜日だったっての!ジャンジャン!

 

 

3/8 映画も楽しい

鳥山明の訃報が飛び込んできたので「こうしちゃいられねえ!」と色々な意味で話題になったハリウッド版「ドラゴンボール エボリューション」を観ようとしたら、結局他のやつをアマプラでアホ面しながらぼんやりと見続けてしまったのでありました。

 

時計じかけのオレンジ

・年寄りをボコボコにするところがよかった。理由なき暴動だ。

・ビリーボーイズにレイプされそうになってる女のオパイコがよかった。理由なき暴動だ。

・コノヤロウ!とばかりにすぐ白目ひんむきそうになる役者たちの演技がよかった。理由なく暴動だ。

・とってもけっこうよかった。

だいたいわかってたけど実はちゃんと観たことなかった。

 

■シャイニング

・せっかくだから、ということでキューブリックつながりで見たらだいたいわかってなかった。

ジャック・ニコルソンの顔芸がよかった。

・料理長ハロランは殺される必要があったのかなかったのかよくわからなかったところがよかった。

・ヘンなカットが多くてとってもけっこうよかった。

キューブリックてやっぱすげえんだな、ということがわかってよかったです。

 

シャッターアイランド

・これもだいたいネタは知ってるんだけどせっかくだから見てみたらわりとよかった。

キチガイがいっぱい出てきてよかった。

・でもこれルヘインの原作小説とはけっこう違っているような気が。せっかくだから読み直してみっかな、と思ったら電子書籍で出てねえのな。

・実はレオ様が正常で、他の島の人物が全員キチガイだったていう解釈することも可能らしいし、たしかにそう捉えることもできるなあと思ったけど、まあいいじゃない、難しいことは。

レオ様の顔をひさびさに見た気がしてけっこうとってもよかったです。

 

そしてここ最近は孤独のグルメを16倍速で見たり巻き戻したりするのにハマっています。

 

2/17 テレビはたのしい

先日放送していた ”テレビ朝日開局65周年 MC集めました” 的な番組をいそいそと観て、けっこうケタケタとバカ笑いをさせてもらって。芸人ってやっぱりすごいな、テレビもまだまだイケるな、と思ったりしたわけで。

思い返すとガキンチョの頃からヒマさえあればテレビの前にかじりついて白目ひんむいてたようなジャンキーで(ただしバラエティーに限る)、1日に1回はテレビのおかげでゲタゲタ大笑いしていたから、なんつうかこう、笑わないとドーパミンが出ない身体になっちゃってるんじゃないかと、65周年特番を「ああおもしろかった」と観終わったあとにふと感じたりして。お笑い依存症、というとなんだかめんどくさいマニアっぽいから、そうだな、笑うこと依存症とでも呼べばより正確だろうか。

おれはドラえもんの『わらってくらそう』の「げらげらわらいたいんだよ。」「ねえ、おもしろい話聞かせろよ。」と前向きにつんのめるのび太みたいになっているんだなと気づいた。

このあともまた新しいタイプのバラエティー番組が出てくることに期待していものですね(それがおれに合うかどうかわからないけど。合ってほしいけど)。

あと、日本のテレビが観られないからおれ絶対海外に住めないじゃん!ということにも改めて気づくことが出来ました。

 

2/4 手放したもの

ゴハンスキー 全巻

いとしのムーコ 1~9巻

・遺言未満、/椎名誠

・知られざるイタリアへ/ロバート・ハリス

・眠れなくなるほど面白い自律神経の話

・世界一美しい星空の教科書

・Q&Aでわかる山の快適歩行術

・実践 仕掛学

その他、かりあげクン(コンビニ本版)など

・鈴木タイムラ― DVDボックスセット

Mr.BOO! DVDBOX

 

ぜんぶもうおれの血肉になってる。ていうか、Mr.BOOは10年以上も見てないし、さすがにもういいでしょう。

2023年に読んだ本

印象に残った本のメモを残しておく。今年から読書メーターをちゃんと使うようになったけど、いいねアレ。悪くないよ。

 

22年の年末に読んだ『方舟』がけっこう衝撃だったものだから、あまり読んだことのない日本の作家の本をよく手に取った気がする。

そして、本当に20年ぶりくらいに春樹を読んでみたりなんかもして。

老いた春樹と老いたおれのヴァイブスがたぶん合ったんだろうな。想像をはるかに上回って良かった。少林寺三十六房風に言うなら「今のは悪くない」てやつだ。

そのあとに読んだ『1Q84』は勘弁してけろ!てくらい古臭く感じちゃっていけませんでした。

 

でも、めちゃくちゃに面白かった!てわけでもないのに結局印象に残ってるのはアリ・スミスの四季シリーズとリチャード・パワーズだったりもして。

 

『エコー・メイカー』は正直面白いんだか面白くないんだか、どちらともいえないしそうじゃないかもしれませんね、という具合なのになぜかボンヤリだけど話覚えてるし、想像した情景も思い出せるもんなあ。

あと、たまたま読んで大当たりの愉悦を噛みしめたのはリチャード・ラングのこれ。

これはよかったなあ。よかったよかったてツイッタという名のXで呟いてたらラング氏本人にいいね!されたのはいい思い出。

24年もなるべくたくさん本を読みたいものですな。今ちょうど治(太宰の)の全作品集読んでて全然他の本読めてないけど。けどまあ、それはそれでいいじゃない。

 

 

 

 

 

「オイラオイラ、たけしだよ!」(振込詐欺)

カンヌでたけしの連れてるナオンが記事になっているので、おれがここ最近たけしについて思ったところを備忘で記しておく。

 

ここ最近のたけしの巷間いうところの”ご乱心”にはおれは全く心配していない。おうそうか、まあいいじゃん、という感じだ。

だいたいたけし、もう76歳。おれの周りの70代、80代なんてみんな死にかけだぞ。死んでないけど人間でもないぞ、て感じだ。カンヌにお呼ばれしてるだけで立派なもんだ。だいたい「最近のたけしは面白くない」て、貴様らいつまで言ってるんだ。70過ぎのじいさんに爆笑求めて、貴様ら楽しいか。ええおい。

「たけしってすごかったんだぜ」、それでいいのだ。

 

おれが思うに、たけし、一時期 ”育成”に関心を持っていた時期があった。うろ覚えだけど、00年代前半くらい。やけにエッセイとかでも家族、子供の話や軍団の話をして愛情を匂わせていたころがあった。

で、実際に育てる、ということに少しトライしてみたことがあったんじゃねえかな、とおれはにらんでいる。

でも、やってみたけどしっくりこなかった、ともにらんでいる。やってみたけど、イマイチうまくいかないし、面白くない。面白くないどころがストレスになることばかり。オイラ、あんまり育成とか指導とか向いてねえし、面白くもねえなあ、なんて思ったんじゃねえかな。

人育てるより自分でやった方が圧倒的に楽しい、面白い。どっかでたけしはそんなふうに割り切ったんじゃねえかとおれは勝手に考えている。

今のたけしはカッコ悪い、と思ってる人もいるだろうけど、それはそれでよし。たぶんたけし本人はわりと満ち足りてて「こいつはいいぜ」と思ってるんじゃねえかなあと、おれは考えているんだっての!ジャンジャン!