先日テレビで、優木まおみを見ていた母が、
「この娘いいわよね。何回か見たけど、いいわよ。こういう娘を摑まえなさいな。」
と仰るので、私としても、あゝそうだねとしか云えなかったのであるが、
「この娘は齢はいくつだい?」
とか、
「この娘の出身はどこだい?」
などと問いを重ねる母にいい加減辟易とし、ついには
“このタレントさんは確か中国だかロシアだかの複雑なハーフだったと思ふよ”
と教へてあげたところ、
「あらゝ、いいじゃないの。今は日本だけにこだわるような時代じゃないことですよ。」
などと母は仰る。
だが、以前に母が「どんな人と結婚しようと構いませんが、中国人と韓国人だけはやめてくださいましね。」と思ひきり差別発言をカマした事実を思ひ出し、私は本格的な冬の訪れも併せて戸惑ひを隠せないのであった。
でも中国人はお断りだぜ!ファックオフ!
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Gregory & the Hawk / Moenie & Kitchi
そんな人種差別はものともせず、おそらく全人類が聴けば聴くだけ優しい気持ちになることは必定のすばらしいアルバム。凛としつつも柔らかい空気に包まれる心地よさを味わうにはもってこいです。
こういう澄んだ音楽には昔は興味なかったのに、最近はよく聴くようになったなあ。これも年を重ねたってことなのかもしれないとは思いつつも、これだったらオッサンになることも全然悪くないよなと考えずにはいられない。
このアルバム、たしかどこかひょんなとこで見つけて購入したのですが、つい今日もタワレコに行った所これがパワープッシュされてました。このように後追いでタワレコがハイライトする事がままあるのですが、そういうのを見る度に「負けてねえ!まだ負けてねえ!」と自信を新たにしています。