あの夏のソニックはサマーだった 2011



8/14
Deerhunter → 渋さ知らズオーケストラ → BOW WOW WOW → BOOTSY COLLINS and The Funk U Band


というわけで、サマソニに行って来た。
灼熱の空の下、オレは2年ぶりに幕張に降り立った。相変わらずシケた街だぜ!ケッ!


Neon Trees
観たかった。いや、こればかりはマジで観るつもりだった。しかしクーラーのよく効いた部屋と寝違えには勝てず、おじさんはベッドでゴロゴロしていた。


■Deerhunter
汚い汗を滴らせながら会場に到着したら丁度やっていた。前にも書いたようにCDを聴いた際には「なんだこりゃ、ペッ」とボロカスに貶したのだけれど、ライヴはよかった。轟音がアヒアヒしていてオレも後方でペタリと地べたに座ってビールを飲みながらアヒアヒした。儲けもの。


渋さ知らズ
名前だけは知ってるけど…っつう事前知識だが、オレの勘が「ぜったい楽しい!」と叫んでいる。なのでお気に入りのビーチステージへ。遮るもののない灼熱の光線がオレの肌を焼く。ていうか、死にそう。ビール飲んでポカリ飲んでビール飲んでポカリ飲んでの無間地獄。
しかしライヴ自体はめちゃんこ楽しくエネルギッシュ。熱気と相俟ってオレのテンションも絶頂だ。臭い汗を撒き散らしながら踊り狂ってました。


ここでとうとうカラダが「肉体の限界!」とちょっと間違った千代の富士のような声をあげたので、いそいそと会場を出てプレナ幕張へ。
店も空いているので、グフグフ笑いながら中途半端なタンタン麺を食べてビールを飲む。オレのヘッドライナーはこのプレナステージだ。どんだけ幕張に通ったと思ってんだ、プレナをナメんなよ!
で、休憩。


BOW WOW WOW
これまた事前知識なし。不勉強ですいません。合流したスットコドッコイと「どんなんかな?」「やっぱり『バウ!バウ!』とか言うのかな?」「ゲストは高田文夫かな?」などとほざきながら呑気に観に行く。
予想と違ってゴッツいオッサンたちが轟音で鳴らすのに呆然としていると、突然に下手から板尾の嫁が飛び出してきて暴れながら歌いだしたのには驚いた驚いた。
(マルコムマクラーレンがプロデュースしたニューウェイブのバンドでしたね。えー?ニューウェイブ?そうなの?)


■ブーツィー
一応本日のお目当て。2年前のWARと同じくまたサウンドチェックで開始が遅れる。始まったら始まったで「肉体の限界!」と本日2度目の千代の富士が出てきたので後方のベンチに座ってボンヤリと聴く。ラスト20分だけもっかい前方に進出して踊る。舞う。舞う!舞う!舞う!
ビーチというシチュエーションもあってなんだかシビれる甘さだった。たまんねえぜ。それにしてもブーツィーが「よし!お前ら歌ってくれ!」つって煽ってんだけど、多くの人が歌詞が聞き取れないらしくて(オレ含む)、ふにゃらほにゃらむにゃむにゃと小声気味で観客が歌ってるのが微笑ましかった。




ということで、ここで帰途につく。XJAPANもレッチリもほったらかしだ。いいよ、この人たちは別の機会に聴くから。もう肉体の限界だったんだよ。十二分に楽しんだよ。