バイバイ、ラッキービーフ

うちの近所の吉野家にやたらと元気のいい店員がいる。
年のころは大体40歳くらいで、まあ過去に何があったかは知る由もないけれど、とにかく元気がある。前にヤクルトにいた飯田に似ている。クシャミした飯田みたいな顔だ。
ちょっと大袈裟なんじゃないのというくらい声も態度も元気一杯。


ただ、まだ入ったばかりなのかミスも多いようで、若い店長に「これオーダー何? わかんないよ!」などと叱責されていることもしばしば。
それでもそのクシャミ飯田は明るく元気よく
「ハイッ!ハイッ!」
とお返事。言葉で表すのは難しいのだが、志村けんの往年のコント「デシ男」の「デシッ」をイメージして頂ければわかりやすいか。





良く言えば明るく元気、悪く言えばオバカ、あるいは「てめえナメてんのか」だ。
見ていると正にコントの世界から来たかのような人で頭がクラクラしてくる。

それでも、この不景気な世の中、このような何を言われてもヘコたれない元気さを前面に打ち出した生き方っていうのもいいよなあ、とちょっと人生的な事も考えさせられてしまうのだ。

結局、そこの吉野家には行かなくなって松屋に行くようになりましたけど。
だってあまりにドジすぎるんだもん、その店員。