大腸にカメラ突っ込んできました



先日、人間ドックで要精密検査を喰らったため、大腸の内視鏡検査を受けました。


これから内視鏡検査を受けることになっていて不安を抱えている人の為に、淡々と事実だけを記しておきます。


①事前準備
本番検査の前に通院し、検査の内容説明を受け、日時の調整をします。
この際、(未提出であれば)採血があり、
・検査前夜に服用する下剤
・検査当日朝に服用する腸の洗浄剤(経口)を受け取るはずです。


②検査前日
20時程度までに食事を終え、21時ごろに下剤を服用します。
人にもよるとは思いますが、この下剤の効き目は明朝に出てくるはずです。


③検査当日朝
ここが難関です。
朝から、先ほど記した腸の洗浄剤を飲まなくてはなりません。
2リットルも。
こいつがまた、やたらとしょっぱいポカリみたいな味でなかなか手ごわい存在です。2時間をかけてとにかく飲みます。
2リットルも。
おそらく、1リットルほど飲んだ時点で、ものすごい便意を催すはずです。
とっととトイレに駆け込み、バンバン出しましょう。
最初は固体が出るはずですが、そのうち、あっという間に体験したこともないような水便が出るはずです。最初は、なんというのか、「便」といった感じの水が出ますが、これもすぐにまさしく「水」に変わります。
その出っぷりたるやすさまじく、「オレはスプリンクラーか」と独りでツッコミを入れたくなるような出っぷりなので、なかなかできない体験だとしてご堪能下さい。
ちなみに、この際にはほとんど苦痛はありません。
お腹に張りはありますが、(肛門含め)痛みを感じることはないはずです。


④いざ検査
病院で渡された検査着に着替え、検査台へ。
ちなみに、③の過程は自宅でも病院でも行うことが可能です。自宅から病院への距離と、診察時間に鑑みて都合のよろしいほうをご選択下さい。


あ、平日に受診される場合には、念のため会社などはお休みを取られておくことをお勧め致します。早く終わる場合もありますし、1日がかりになることもありますので。


まずは仰向けに診察台に寝ます。
オレはこのときに“腸の働きを鈍くする”注射を打たれました。(痛くない)
その後、少々してから、アナル即ち肛門に指で麻酔が塗りこまれます。
淡々と書きましたが、要は指でアナルに麻酔をグリグリとされるわけです。
(直腸診を経験したことのある方は、全く同じものをご想像下さい)
この時は左側を下にして横臥しています。
麻酔が効いてきた頃を見計らい、いよいよ内視鏡を挿入。
ケーブルの直径は、1センチ弱くらいです。
こればかりは人によるとしか言えないのですが、個人的にはほとんど痛みを感じませんでした。
カメラと同一のケーブルから、空気を入れつつゆっくりと内視鏡は進みます。このときは痛みではなく、空気によるお腹の張りの方が辛いと思います。遠慮することなく空気をブーブー出して下さい。出さないと死にます。


さて、以降、
 ・急な腸のカーブを通るとき(だと思う)には若干痛みがあります。腹痛というよりも、胃痛の感じに近いです。
 ・異物が入ってるなー、といった違和感はほとんどなし。というか何も感じなかったです。
 ・どちらかというと、空気と一緒に入れられる洗浄液をアナル即ち肛門から垂れ流してることの方が辛い。お尻周りがじんわり冷たくなってきます。
 ・自分でもモニタリングができる所だと、腸に残ってしまった自分の大便を見ることができます。面白い。
 ・おそらく実査は15分弱。
と一気に箇条書きで記しましたが、一言で言って、「内視鏡、恐れるに足らず」です。本当に痛みはほとんど無かった。
ひょっとしたら担当して下さった先生の腕が良かったのかもしれません。
胃カメラにせよ、内視鏡にせよ、これらは医師のスキルが問われる検査ですので、お気をつけください(気をつけようがないんですが…)。
クチコミ情報などあればいいんですが、やはり病院とか医師のレビューってなかなか見つからないんですよね。
ちなみに、オレが今回受診したのは、御茶ノ水にあるS河台のクリニック的な所です。ほとんど実名を書いてしまいましたが、全く今回は不満も無く、大変感謝しているのでご容赦下されば。


ああ、それにしても何も異常が無くて良かった。
色々と手間のかかる検査ですが、不安をお持ちの方は是非一度検査を受けることをお勧め致します。本当に痛みなどはほぼ無いので。