今いくよ・くるよ・こないよ!



クリスマスが気になるのだ。
正確には、なんというのか、ほれ、時々CMなんかであるでしょう、クリスマス(らしき)時期に彼氏でも待っているのか独り待ちぼうけをしている女の子。
あれが気になるのです。


待ちぼうけの結果としては2パターンあって、1つは無事彼氏らしき男は遅れてやってきて女の子は「んもう!」なんて感じでちょっとプリプリしてめでたしめでたし、ああそうですかよかったですねクソして死ねで終わるパターン。
問題はもう1つのパターンで、待てど暮らせど待ち合わせの相手はやってこなくて、失意のズンドコに沈んだ女性が待ち合わせ場所を後にする、というパターン。
そんなのねえよ、という疑いの声が早くも聞こえてきそうだが、ちょっと待ってほしい。いや、あったんだ。そういうCMをオレは何度も目にしてるんだ。本当なんだ!田中麗奈だかもそういうストーリーのCM出てたんだって!なっちゃん


早くも疑いの声があがったように、オレも同じく感じるのは「こんなこいるかな?」(©NHK)という疑問なのだ。大事なクリスマス(じゃなくてもいいけど)に約束しといて、男がすっぽかし。待つかね、女の人。10分だか15分だか約束の時間過ぎたらとっとと帰っちゃうんじゃないの。すっぽかされたことでトサカには来てるし、何しろ周りからの視線が辛いはず。


「ねえちょっと、あの女の人、さっきからずっと一人で待ってるよ」
「あ、ホントだ。彼氏にすっぽかされたんじゃないのプークスクス」
「ちょっとターくん、聞こえたらやばいよ!」
「なんだいミーコ、じゃあお前の耳元で囁いてやるよゴニョゴニョ」
「ああん、ターくんのエッチ、耳感じちゃうの」


何を書いているのかよくわからなくなっちゃったが、つまりはそういうことです。
このご時勢健気に相手を待つような淑女が存在するとは思えないし、やっぱり何より人の目が気になって恥ずかしくて仕方ないはず。もし実在したとしても頭の具合がちょっとユニークになっちゃってるか、或いは羞恥プレイの一環としか思えない。普通に考えれば「とりあえず他の男つかまえてファックしてカネまき上げて寝るか」とケータイを渡瀬恒彦のような目をしながら操りだすんじゃないですかね。そう、ここはネオンが煌く暗黒の海。あの子の名前は新宿鮫

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Fractures

Fractures

またまたちょっと古めで申し訳ないが、こちらも名作。カリカリに冷えた音なのに、なぜか通底しているのはそこはかとない温かさ。意識を半分くらいトバすのにもってこいです。寒空の下待ちぼうけを食ってる淑女のみなさんも、これ聴きながらボンヤリしてれば景色にいい具合でキラキラフィルターかかるので耐えられるはず。でもやっぱりただ待つのはカラダにも良くないので、さっさと切り上げて家帰ってスパークリングワインでも飲んでオナニーして寝ちゃいましょう。
ワイン飲むときにもお伴にこちらのアルバムをどうぞ。よく冷やしたカヴァが合います。