『シャバダバロック100選』 #014 肉を斬らせて骨はシャバダバ



ロックはキッズのためのものだし、サリーはジョージのものだから、ということで音楽からやや距離を取っておりました。
そうこうしているうちに、この現代の病める島国ジャパンにおいては、やれサカナのハクションだの世界の終わりでワッショイワッショイだのと新しい波が押し寄せており、ロートルとなったわたくしはただニヤニヤとしておりました。がんばれヨ!若人!

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Magnetic Bodies / Maps of Bones [Analog]

Magnetic Bodies / Maps of Bones [Analog]



(アナログも買った。聴けないのに!)


どんどん月日は流れ、あれよあれよと言っているうちに5枚目が出ました。
今回は手に入れるのに苦労した。どこ行っても売ってないんだもの。結局頼れるアマンゾに手を合わせ、病めるアメリカから運ばれてくるのをじっと待っておりました。


で、聴いた。あら、今回キラキラしてない!
Maritimeといえば猫も杓子も「キラキラ!」「キラキラ!」「キラメキ...MMM BOP!」とほざいているのが世の常。4枚目のあたりから少しキラキラ感が減ってましたが、今回はそれを押し進め、いわゆるクリシェで言うところのスルメアルバムとなっております。


正直に申し上げて、最初聴いたときは「あらぁ」という印象。地味でござんす。そしてさらに勝手ながら申し上げると、今回のアルバムのキーワードは『ダーク』。キラキラの対極。ダークというか、夜というか、なんか、そんな感じだ!15回くらい聴いてるとやっぱり今回もいいアルバムだから、滋味のわかる大人は聴きなさい!ガキはすっこんでろ!