人間ドックのすばらしさ その1

先日、人間ドックを受けた。初めての経験だ。


ドックそのものとしては割りとすんなりと終了してしまったので、取り立てて書くようなことも無い。書くとすればせいぜい胃のレントゲン撮影のことくらいだろうか。


それよりも、むしろ印象に残ったのは検便の方だろう。そう、便だ。ウンコだよ、ウンコ。
検便というフレーズや、それにまつわる面白話は様々なところで聞いてきたが、実際に自分が行うのは初めて。風の便りで最近の検便はすごくラクになっていると聞いたが、果たして・・・。
そんなオレの元に届いた採便キット。それは小さな耳掻きのようであった。耳掻きの先端がスプーン上になっている代わりに、ギザギザ状(正確な表現ではないが)になっている。
採便はさほど大量でなくてもよいことは既にどこかの情報で知っていた。おそらく、この先端のギザギザの部分に少量こすりつければよいのだろう・・・ふふふ、楽勝だて。


言うは易く行なうは難し。そんなオレの浅はかさは、いざ実行に移したときにしっぺ返しを食らう。


キットを持ち、トイレへ。快便のオレはいつも通りに用を足す。さて、では採便を・・・と思ったものの、目当てのブツ(以下、デロリアンとする)は水の中。
・・・これ、ここに手を突っ込んで採取すればいいのか?
なんとはなしに違和感を感じたオレ。なめきって全く目を通さなかった「検便について」なるしおりを読む。
おお、するとなんということだ、デロリアンは決して水やら尿やらで汚してはならないらしい。じゃあ、一体どうやって取ればいいの! 普通にしたら、デロリアンはまっすぐ水貯めににまっ逆さまでしょ! え!どうすんだ! どうすんだよ!


(つづく、のか)