都会というジャングルで遭難死

知人とライブやクラブに誰と行くのかという話をしている際に、ふと
フジロックは1回しか行ったことない。1人で行った」
と言ったところ、
「それはオカシイ!」
と散々なリアクションを受けた。
なんだなんだ。それまで「全然1人で平気だよね」とか「いちいち友達と予定合わせてられないもんね」つってみんな好意的だったじゃねえか! そうか、お前らそういう奴だったのか。そんならこっちにも考えがあるぞ! お前らのクツにこっそりガビョウとか入れるぞ! ガビョウだとちょっとアレだからキスチョコとか入れるぞ! ベトベトして困るだろ! いったい何がいけないっていうんだ!


まあ、みなさん曰く、要はどうにもこうにも1人でフジは「さみしすぎる!」ということらしい。えー。
なんだよ、普通のライブとかは1人でもいいのにフェスはダメかよ。
「ほら、それだよ! フジは『フェス』じゃん!」
フェスってなんだよ。祭りかよ。祭りに1人で行けないくらいでどうすんだよ。1人が怖くて盆踊りができるか!
今年の夏フェスで、赤フンにねじり鉢巻のひとりぼっちの男を見かけたら、遠慮せず、遠巻きに眺めてヒソヒソ話をしてください。何卒ご検討の程宜しくお願い致します。

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The Sea and Cake / Car Alarm (2008)


シカゴ音響派の雄、シー・アンド・ケイクの現時点での最新版。で、シカゴ音響派って一体なんなんでしょう。
そんなことはともかく良いアルバムです。奥行き、開放感、シャープネス。そんなようなものが渾然一体となり、紡ぎだすのは七色の冷たい彩り。春の装いとともに、アングレーズソースを添えて。ナニを書いているのかさっぱりわからなくなりました。
日が落ちればまだ肌寒いこれからの季節、夕暮れでちょっと震えながら公園で友達とハイネケンを飲んでいる。そんなときに鳴らしてください。