ハイテクの罠に気をつけて

ブルーレイ内蔵のAQUOSが出ている。
ものすごく魅力的なのだが、たとえばブルーレイの部分が壊れても修理にはテレビごと持って行かなければならないのだろうか。
ヒイヒイ言いながらテレビをかついで電器屋さんへ。壊れたブルーレイの部分から出てくるのは無修正のエロDVD。
重たくて辛い思いをして持っていったのに、さらにやるせない空気が生まれる。別に自分は悪いことをしていないのに、プライドはボロボロに踏みにじられるだろう。
そうなったとき、シャープさんは責任を取ってくれるのだろうか。


そんなことを考えながら、今にも息絶えそうなコンポをだましだまし使い続ける。そんな日々。

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Cut Copy / In Ghost Colours


期待していたブロックパーティーの『Intimacy』が「・・・・・・アーア」な出来映えだったので(個人的な意見ですからね)、オレにとってある種08年の支えとなったアルバム。
明らかにエレクトロやダンスミュージックに接近しつつある自分の好みと、それを認めようとしない「なあにがサンプリングだマイコンだ!男は黙ってロックロックこんにちはデストローイだ!」という昔からのオレのせめぎ合い。その火花を散らす部分のスイートスポットを打つような作品だと思いますよ。ある意味、個人的に散らしている火花が一番美しく燃え盛るような、そんな感じ。どんな感じなんだか。
いろんな音の粒が作る世界は華やかで艶やか。夢幻の世界はフワフワと楽しさで溢れていますが、その裏に潜んでいる毒気がチクチクと感覚を刺激するでしょう。哀れ、あなたはいつの間にやら後戻りのできないカラダに。そんな中毒性を持ったアルバム、かもしれない。