「後生ですからファックさせて下さい」(もの凄く男らしく凛々しく言う)



いわゆる、俗に言う、その、なんだ、逢引というか、デートというか、そういうとき皆様は一体どんな会話をしていらっしゃるのかな?
一体どんなおしゃべりをして、二人だけの時間を楽しんでいらっしゃるのかな?


一緒に映画へ出かけたり、食事をしたり。デートというのはファックへの切符のようなものですから、それすなわちファックのためには全力で取り組まないと、
「ああ、今日もファックできなかった・・・」
と部屋で独り頭を抱える午前二時、やることないので枕を相手に擬似ファックに勤しみます。
と、このようにすっかりノーファック、ダメ、ゼッタイな人生を送ることになってしまいます。イヤですね。


ですから、デートでは食事の店選びに始まり、会話のネタ仕込みや雰囲気作りまで、全てにおいてぬかりなく研ぎ澄ませなければなりません。


そういった労力をできるだけ省きたい方は、そうですね、とにかく酒の力を借りるようにしましょう。アルコールはファックへの特急券ですから、なんだかもうデートとか何していいのかワカンナイ!という向きはバンバン酒を飲ませるようにしましょう。あとは雰囲気作りです。しっとりしっぽりしたムードもいいですが、ここはピーハツでアッパッパーなムードの方が正解です。ロックンロールパーティのごとく、テーブルの上でゴーゴーダンスを踊りましょう。
そうすればたとえ予算の都合上で店がさくら水産だとしても、会話のネタがハードコアスカトロAVのことしかなくても、ああら不思議。あなたはその夜、どっかの雑居ビルに非常階段踊り場あたりでファックできるでしょう。できないでしょう。どっちでしょう。おそらく出来ないと思います。

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The Takeover UK / Running With The Wasters (2009)


正にピーハツなロックンロールアルバム。シンプルでゴキゲンで聴いていれば自然とカラダが動き出す事請け合いです。一瞬ストロークスを思い出しますが、彼らよりもなんか明るくてヌケがいいように感じられるのでオレはこっちの方が好きです。
「オゥ」とか「ウー」とか「アー」とか「ラララ」とか、どの曲もライヴでは絶対に皆でコーラス大合唱できるはずです。デートの最中に流していれば、ああら不思議。自分でも気付かないうちにパートナーの頭の上でツイストかまして警察に御用。そんな素敵なパーティタイム。