バカたちの宴

本当にヘドが出そうな24時間テレビをたまたま見て、ヘドを出し、
ベッキーの元気の押し売りにまたヘドを出しそうになり、
日本の政治の歴史の大きな転換点をぼんやりと見ながら、
なんだかよくわからないけど「やっぱりこの国はクソだな」と思って、
とりあえず明日からのまたクソみたいな仕事に想いを馳せて、
クソみたいな物思いと憂鬱と官能に沈んでいます。


小沢さん、いずれ党を分離させて、また自民党に戻ったりするんじゃねえのか。

        • -






ジョシュ・バゼル / 死神を葬れ (Beat The Reaper)


面白い。
痛快、そしてブラック。サスペンスものだとは思いますが、景気のいい毒気が撒き散らされてて一気に読めました。やっぱり毒はいいなあ。
主人公は研修医。ということで医療系のサスペンス話が続くのかしら、海堂尊みたいなのかしらと思っていたら、なぜかマフィアが絡んできてドッタンバッタンとてんやわんやでございます。あまり粗筋を知らずに「コノヤロー!」と読んでしまうのがオススメですね。
マフィアも出るので、そりゃあもう撃ったり殴ったりもオンパレード。舞う血飛沫、飛び散る肉片。こんなにスプラッター描写いらねえだろ、と思いつつも全体を通底するユーモアとポップさでそこはカバー。マフィアものには欠かせない(とオレは思っている)サメも出てきて、もう何がなにやらワッショイワッショイのお祭り弾丸ストーリーです。ついでにアメリカの医療実態とかもちょっと知っちゃってドッキドキ。興味が沸いたら『SiCKO』とかも観ましょうね。