【南米モン遊記】10日目

ユナイテッド航空の乗り心地は相変わらず劣悪で、眠いのに寝付けない。
地上係員も客室乗務員の対応も過去最低レベルだ。
機内で飲み物と食事が振舞われ、映画が見られる、という点を除けば、LCCの方がマシ。これが彼の大国のクオリティだ。
居心地が悪すぎて、旅の思い出に浸ることもできない。
朝方、ようやくヒューストンに着いたら、行きと同様に入国審査の長打の列だ。
げんなりする。そして信じられないくらいの巨漢(デブ)の黒人が巻き舌英語で、
威張り散らしている。
空港内は驚くほど寒いのに、体型のせいか、こいつら皆半そでだ。
テキサスってこんなに黒人多い場所なのか?


超絶不愉快になりながら、なんとか審査を抜け、トランジット先に向かう。
今回は1時間以上あったので、テキサス名物っぽい店で食事でもしようかと悩む。
一応機内で朝食は出たのだが、恐ろしく不味かった。
まともなモノが食べたい。


結局誘惑に負けて、朝っぱらからステーキセットを食べることにした。
テキサス名物とは、要は肉である。
機内食よりかはマシだった。でも全然コスパ良くない。
20ドルでこの味と量だったら、ジョナサンでいいよ。いや、なんだったらサイゼリヤでもいい。
ここに来て、ブラジルやアルゼンチンで1000〜2000円前後で食べた肉の質量の高さが実感できた。「まあフツー」とか言ってた自分が間違ってた。


このあたりにしておきますが、まとめると「長距離旅行なら、ユナイテッド航空はやめておきなさい」ということを言いたい。あと「極力USAを経由するのもやめなさい」ということかな。


ヒューストンから成田へのこれまた長時間フライトは、寝るのを諦め映画三昧だった。疲労困憊でアタマが働かないので、洋画は無理だ。全部邦画。
暗殺教室 卒業編』→なんかポカスカやってた
ちはやふる 上の句』→少女マンガって感じ
『モヒカン 故郷に帰る』→メッセージがあるようでよく分からなかった。あっちゃんってこういう映画ばっかり。
普段だったら絶対見ないやつ。もはや旅情も何もない。
もう1つ何か見始めようとしたら、飛行機が下降を始めた。
なんか着陸場が渋滞しているとかで、高度を下げた後でなかなか着陸してくれない、というイライラ倍増のオマケがつきながらも、無事帰還した。


疲労4割、達成感4割、「ああ明日から会社行きたくねえなあ!」という憂鬱2割で、南米旅行は幕を引きました。完。