祈り、輝き、願い、慈愛(後編)




Maritime / Human Hearts(2011)


後編だよ。ようやく曲についての印象とかを語っていくよ。いいだろ、それで。


まず、スピーカーを通して大音量で聴いてみました。
次にヘッドホンで聴いてみました。
それからiPodで街を歩きながら聴いてみました。
そんでもって最後に持ってる全てのマリタイムのアルバムを1stからぶっ通しで聴いてみました。


マリタイムといえば「キラキラ」という言葉1つだけで語られることが多いですが、今作はそれだけじゃないですね。
慈愛に満ちた2nd、それこそキラキラ大爆発の3rdに続く今作、そこからオレが一番感じたのは滋味ですな。
いい意味でのまとまりに満ちた、絶品の掌編小説を読んだような清涼感が残ります。ステキ!


3rdのようなハネる感じを期待して聴くと少々ガッカリするかもしれませんが、何度も何度も繰り返す内に音が体に染み込むのがわかってくるはず。
体に優しいオーガニックな名作でございますわよ!


どうやらPVも作られてる#2がリードトラックのようですが、オレァ#3〜#6の流れが好きだね。湿地帯の泥の上に寝転がってるような心地よさがすんばらしいよ。
早くも2011年最高の1枚になる予感がヒシヒシとしています。
さあ、買いに行ってください。行け!